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二十歳の頃を思い出している。




さかんに。二十歳の頃の出来事を想い出している。

私は奈良の高校を卒業し、
大阪の大手鉄鋼会社に入れてもらったのだが、
諸事情で 「関連会社に10か月間出向せよ」 ということになり、
二十歳の多感な、というか、
ハチャメチャな時期を浜松で過ごした。

     ◇

それまでは、顕微鏡で写真を撮ったりする技術職だったが、
なかなかに厳しい作業を強いられる職場への異動だった。

工場に隣接する冷暖房のない寮で寝起き。
周辺には店らしい店もなかったと記憶する。

同社から50人くらいが出向していたと思う。
顔見知りはいなかったが、
私が最年少だったので、
ほんとうに皆さんによくしてもらった。
ビールは呑み放題だったな。

     ◇

ただ。
会社の 「これを期にできたら退職してね」 
てな魂胆が見え見えで、
ふるいにかけられている感がみなぎっていた。
やけっぱちみいたいなのも少なからずいた。

私は少し違った事情での出向だったので、
そういう空気が伝わるのかして、
若造と言うことも相まり、やたらとからんでくる輩もいたね。

酒気で目を座らせたそんなおっさんと取っ組み合い寸前。
なんてことも珍しくなかった。

     ◇

笑いあり、涙あり、乱闘あり、と、
愉快な10か月も、振り返ればあっという間に終わったが、
最終日の勤務を終えると、
家族や恋人の元、そして慣れ親しんだ職場に戻れる喜びで、
一同はおかしな昂揚感に包まれた。
皆。一晩中飲み明かした。
新幹線でも大宴会を催しながら帰阪したな。

新幹線内では。敵対していたおっさんの一人が来て、
「色々あったが水に流そうや」
と握手してきたが、
「許すか~~!」 となって、これまた大騒ぎ。

あの最期の取っ組み合いは、
想い出すたびに笑いが込み上げる。

     ◇

あれから、30年近くの月日が流れた。

私はそのあとじきに退社し、
右往左往しながら奈良に舞い戻ったが、
私を可愛がってくれた方、
そしてトラブってばかりいた方々はどんな道を歩んだのだろうか?

     ◇

最近、
当時を懐かしみ同窓会的なことが行われていることを知ったが、
なかなか参加できずにいる。

どうやら。この12月にも忘年会をするらしい。

で。先日その案内を受けたのだが、
その文面が素晴らしかったのでここに要約して記してみよう。

「12月某日。西九条駅に6時集合しスナックへ」

     ◇

しょっぱなに西九条のスナックってディープだね。
普通、居酒屋とか先に行くのが筋だと思うが……。

いきなり、水割りと柿ピーだったらどないしよ。


     
  

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